財務3表一体理解法を使ってみた! スギホールディング(7649)
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【目次】
- スギホールディングスはどんな会社
- 財務3表一体理解法とは
- 財務3表一体理解法でスギホールディングスを紐解く
- スギホールディングスの評価
スギホールディングスはどんな会社
ドラッグストア「株式会社スギ薬局」です。愛知県に本社があり、東海、関東、関西に展開しています。2019年11月現在で1,271店舗あり、最近は北陸にも出店してきています。家の近くにも出店予定があるので、気になって今回調べてみることにしました。しかし、ただ決算書を読んでもABAsanは数字が弱いので、確実に途中で挫折してしまいます。今回は、「財務3表一体理解法」に沿って、決算書を紐解いていきます。
財務3表一体理解法とは
損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)を同時に見る方法です。
・貸借対照表(BS)=お金をどう集めたか
・キャッシュフロー計算書(CS)=どこに投資したか
・損益計算書(PL)=どれだけ利益を上げたか
この3表を同時に見る事で「会社の懐具合」を正確に把握することができます。
「財務3表一体理解法」は國貞克則さんが提唱している方法です。著書が何冊かありますので詳しく知りたい方はそちらを読んでみてください。
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財務3表一体理解法でスギホールディングスを紐解く
・貸借対照表(BS)は「お金をどう集めたか」を表しています。
資産合計=負債純資産合計 となっています。確認する点は「流動比率」と「当座比率」です。金払いがいいかをチェックします。違いは当座比率の方が厳しいチェックになります。
=197,244÷112,246×100
=176% (100%以上は問題なし)
=124,596÷112,246×100
=111% (80%以上は問題なし)
・キャッシュフロー計算書(CS)は「どこに投資したか」を表しています。
3つの項目があります。
確認する点は3つの項目の金額の+or-です。全部で8パターンあります。スギホールディングスは健全パターンなので問題ありません。
・損益計算書(PL)は「どれだけ利益を上げたか」を表しています。
確認する点は営業利益率です。営業利益は会社の本業での儲けです。
営業利益率=営業利益÷売上高×100
=14,776÷263,701×100
=5.6% (5~10%はぼちぼち)
スギホールディングスの評価
スギホールディングスの「懐具合」は健全でした。新エリアに出店する理由がうなずけますね。実際にやってみて、「財務3表一体理解法」は非常に分かりやすかったです。慣れれば10分で判断できます。皆さんも是非やってみてください。