ACCESS(4813)銘柄分析
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アクセスは 最初に買った株で思い入れがあります。2008年から持っていますが、今は塩漬けです。当時のアナリストの大半はアクセス推しだったので購入しました。今振り返るとかなり高値で購入しています。
いつ買うのがベストだったのかを深掘りして今後に活かしていきたいと思います。
会社概要
アクセスはソフトウェア製作会社 です。IoTデバイス受託開発やブラウザ、電子書籍プラットフォームが柱です。
現状分析
2020年1月期の決算からヒモ解いていきます。
キャッシュフロー CS
どこに投資したかということを表しています。
営業活動、投資活動、財務活動の損益からタイプが導けます。
今回は健全型になり良い会社という評価になります 。
貸借対照表 BS
どうお金を集めたかということを表しています。
ソフトウェア、のれん、売掛金が増加 しています。
ソフトウェアでは25億円が増加しており、新規事業のホワイトボックスの費用と考えられます。今季売上の1/4の金額なので、相当力が入っている事が分かります。
のれんは買収した時に発生したものです。
売掛金は支払予定もあるので仕事があるということを意味しています。
損益計算書 PL
どのように利益を上げたかと言うことを意味しています 。
アクセスは3つの事業があり、国内事業は好調で利益率は11%です。
他の2事業が赤字で最終的に会社全体では4.1%の利益率です 。
総括
今後アクセスは電子書籍、車載ソフトウェア開発に力を入れていきます。すでに国内事業では販売しており利益も出ています。しかし、ライバルGOOGLEやAPPLEなどの大手がいるので非常に厳しい市場です。
過去にガラケーからスマホへの事業転換に失敗し苦しんだ会社ですので今後化ける可能性はないと思っています。着実に会社が成長し株価が購入価格よりプラスになれば売りたいと思います。
過去分析
株価が急上昇した時の決算短信(2002年)を紐解いていきます。
まず驚くのが2001年から打ち上げが倍の50億になっています。これはインパクトがある数字です。
キャッシュフロー CS
勝負型でギャンブルの意味合いが強い評価です。
貸借対照表 BS
お金を集めたかということを表しています。
先行投資赤字なので、新株引受権付社債を11億発行しています。
損益計算書PL
どのように利益を上げたかと言うことを意味しています。
15.4%の赤字です。売上は増えていますが、ロイヤリティもまだ発生しておらず赤字会社です。
総括
決算短信はリスクの記載が多く、心配になる内容でした。逆に決算説明資料はこれから多くの収益を上げると力強いものになっています。当時はドコモのiモードのブラウザに採用されてばかりで、携帯事業がこれから伸びる時期でした。その後も他の携帯会社のブラウザの開発も行い、独占状態で2007年まで高値にいました。
その後、スマホに事業を移行できず苦しい時代に突入します。携帯事業は非常に移り変わりが早いというのを認識しましたし、世界に強敵がいる事が分かりました。