目的手段化をふせぐ
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目的手段化とは目的を達成するための手段が、いつの間にか目的に変わっていることです。
目的を達成できない人や資料のやり直しをよく言われる人は、この現象に陥っている可能性があります 。
目的手段化は原因を理解すれば、対策を打つことができます。様々なビジネスシーンで活用できるので、最後まで読んで参考にしてください。
手段を深掘りすると目的に変わる
上司から「〇〇したいから△△してほしい」と指示を受ける事がありますよね。すると「△△するためには□□しなければならないな」と部下は思います。これは、上司の手段が部下にとっての目的に変わっています。
具体例を下記に挙げます。
上司の目的=納期達成率向上
目的を果たすために、複数ある手段から「支給品の自給化」を部下に指示します。
上司の手段=支給品の自給化
部下の目的=支給品の自給化
この目的を果たすために、複数ある手段から自給化できる会社に「転注」します。
部下の手段=転注
最初の目的を見失ってはいけない
転注したことで部下の目的である「支給品の自給化」が達成されました。
しかし、転注した会社の納期管理がずさんで納期達成率が下がったという結果になったら上司はどう思うでしょうか。
上司の目的は「納期達成率の向上」なので、未達です。
これでは部下の評価は下がります。
転注するときに、上司の目的を踏まえて納期管理をしっかりしている会社を選択しなければいけなかったのです。
不具合対策に有効
不具合が起こった時は原因究明になぜなぜを繰り返します。
しかし、5回繰り返すと最初の目的から離れて、手段目的化になります。
不具合を起こさないでチェックからチェック漏れしない為のチェックという本末転倒な対策になることがあります。
悪いことばかりではない
目的手段化は悪いことばかりではありません。深堀して行動を起こすのは良いことです。
例えばラーメンを食べるのが好きで、店を開いたなどです。
ダイエットの例もあります。お腹を凹ませたいから走り始め、マラソン大会で走り、記録を求めるようになることです。
目的手段化は新入社員にはあまり関係ありません。課長クラスの指示は手段がほとんどです。その手段を目的にして行えば間違いありません。中堅社員は課長の目的を理解すると成果がよりでますよ。