調達部門が強い会社は儲かる!
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突然ですが、あなたの会社の部門間の力関係はどうですか。
私の会社はどの部門も同じくらいです。 しかし、3年前までは営業部門の一強でした 。競合が多いため営業部門の頑張りが会社を支えていると認知されていました。
調達は最下位で言われ放題でした。
その為、原価割れする金額で営業が取ってきた時は、調達部門に発注と同時に原価低減の指令が出ていました。他案件と同じ機械でもバイヤーは、原価低減のネタを何とか探し、仕入先との交渉をしていました。非常に辛い作業でした。
現在は改善され調達部門が他と同様に重要な部門だと認識されています。私個人としては調達部門が一番強い部門にならなくてはいけないと思っています。
なぜなら調達部門がしっかり機能すれば収益性の高い強い会社になれるからです。
今日はその理由をまとめていきます。
調達は経営なり
会社によって多少違いますが、原価の約40%は調達が占めています。
他は社内組立や社内加工が続きます。
調達部門の改善が原価低減に大きく貢献できることが分かります。
売上UPより原価低減の方が効果大
原価低減を20%した場合と売上を20%UPした場合を検証しました。
表をみてください。
原価低減した金額がそのまま利益に反映され、16百万円になります。
売上を20%UPすると利益率はそのままなので12百万円になります。
この結果、原価低減した方が効果大です。
原価低減のポテンシャルを一番持っているのは材料費の比率が1番高い調達部門 です。ここでも重要だということが説明できます。
調達部門の使命
調達の使命は3つです。
- 原価低減
- 納期遵守
- 顧客満足度(顧客=設計、製造)
これが出来れば調達部門の存在感が大きくなります。
調達部門の強さ診断
あなたの会社の調達部門の強さを診断します。5段階で評価します。全ての項目当てはまると非常に強い会社です。
- 調達は独立部門になっているか。(製造部門と一緒になっていないか)例=業務部として製造と一緒になっている等
- 調達部門に執行役員がいるか
- バイヤーに原価低減の目標金額が割り振られているか
- 原価低減を毎月集計しているか
- 仕入先が改善案を持ってくるか
バイヤーが原価低減にどんどん取り組んで調達部門を強くしていきましょう。
仕事満足度が向上します。