おちゃはな

メーカー調達社員の日常忘備録です。調達購買と投資の記事が多めです。

資材購買(バイヤー)のおすすめ品目を紹介

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この記事は資材購買に配属されたばかりの方調達業務に興味を持っている方向けです。

どんな品目があるのか?バイヤーとして担当する品目は何がいいか?

こういった疑問に答えていきます。

 

 

調達に配属されてもバイヤーになるには2年かかる

なぜならバイヤー以外にも仕事がたくさんあるからです。特に最近は管理業務が増加しています。(詳しくは以前書いた記事があるので読んでください。)

その間に色々とどんなバイヤーになりたいか、どの品目を担当したいのか思いを巡らせましょう。品目別に評価したので、解説していきます。

 

 

www.abasan.me

 

5品目を項目別に評価

製造業のバイヤーが担当する品目は5つに分かれます。私の会社は受注生産品が多いです。それぞれの評価は次のようになります。

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次にメリットデメリットについて詳しく述べます。

 

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5品目のメリット・デメリット

カタログ品

メリット

・身近にある品物が多いので扱いやすい。ボルト類

・大量生産品なので納期管理が容易。

・製作工程の品質管理がしっかりしているので不具合が少ない。

・汎用品なので競争が激しく、改善しやすい。

デメリット

・客先要望や出張対応による特急手配が多い。

・担当品目が多いので全てを把握しづらい。

 

購入品

メリット

・商社の営業担当がつくので、コミュニケーションがとりやすい。

・大手で製作している品目なので、不具合が少ない。

デメリット

・モノによっては納期・品質で大変な思いをする。制御盤等。

・営業担当に当たり外れがある。

 

加工品

メリット

・人気がないので一人前と認められやすい。

・モノづくりの本質に携われる。

デメリット

・仕入先の状況によって納期遅れが多発する。

・難易度の高い部品が多く不具合が多い。

 

板金部品

メリット

・製作工程が単純なので取り組みやすい。

・競合他社が多く、改善しやすい。

デメリット

・リピート性が低く、新図が多い。

・量が多いので管理が大変。

・品質と納期の成績が悪い会社の担当になるとフォローに時間がかかる。

 

ASSY品

メリット

・量が少ないので管理しやすい

・最終工程(組立)まで行うので品質不具合が少ない

 

デメリット

・競合他社が少なく、改善しにくい。

・支給品遅れや加工不良など様々な要因が途中工程で発生するので納期遅れが多い

 

最初に担当するおすすめは

結論から言うとカタログ品をおすすめします。特急手配を素早く済ませれれば、他にストレスとなる業務はありません。改善もしっかりすれば1年目から高評価を得やすいですよ。