おちゃはな

メーカー調達社員の日常忘備録です。調達購買と投資の記事が多めです。

集団免疫について

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東京のコロナ感染者数が今日も100人超えました。まだまだ油断できない状況が続いています。

スウェーデンでは集団免疫というコロナ対策を実施しているのはご存じでしょうか。5月末には成果がでると報道されており、経済を早く通常に戻す政策として注目されています。

 

今回は集団免疫についてまとめます。

 

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集団免疫とは

集団の大部分がある感染症の免疫を持っていれば、免疫を持たない人に感染を防ぐ事ができます。なぜなら感染の連鎖が断ち切られる可能性が高いからです。予防接種が代表例です。

 

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集団免疫 Wikipediaより引用

スウェーデンの対策

国民自身の意識に委ねられおり、政府からは自粛要請のみが出ているのみです。具体的には下記です。

・レストランやカフェが通常営業(カウンター席禁止)

・小/中学校が開校

・仕事はなるべく家で行う(半数以上がテレワークを実施)

・50人以下の集会は可

 

テレワーク以外は日本では考えられないですよね。世界ではロックダウンをとっているなかで異質な政策といえます。

 

コロナ感染者数(4/22現在)

スウェーデンと日本の感染者数です。スウェーデンの死者の数がとても多いです。

 

スウェーデン   感染者:15,322人  死者:1,765人   人口: 1,023万人  

日本       感染者:11,496人  死者: 277人   人口:10,265万人

 

日本も当初は集団免疫を行うつもりだった

日本も当初、集団免疫の対策を行っていました。しかし、早々に隔離政策に切り替えました。なぜなら医療崩壊が懸念されたためです。その判断のおかけで死者数を少なくすることができました。イギリスも同様です。

 

スウェーデンの病院の状況

医療崩壊には至っていませんが、患者数は増加しています。集中治療室のベッドが足りず医療現場は逼迫しています。これだけ死者数がでていれば当然の結果と言えます。

 

おわりに

スウェーデンの考え方はとてもリスクが高く、命がけのギャンブルだと思います。なぜなら集団免疫はワクチンが合って成り立つからです。政府がここまで政策を進めれたのは、世論が高いからでした。これからもどうなるか注目です。