調達の仕事(新入社員編)
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調達の仕事は一言でいうと「おつかい」です。
設計から“買い物リスト(図面)”、生産管理から“お金(予算)”と“門限(納期)”の指示を受けて以下を行います。
・お店(仕入先)を決める
・価格を決める
・注文書を発行する
・門限(納期)までに持って帰る
通常の「おつかい」と違う点
それは“価格を決める”です。お店に欲しい商品のほとんどが店頭にありません。あるのはごく一部です(カタログ品)。なので、オーダーメイドをします。店員(担当)に買い物リスト(図面)を見せて、見積書をもらいます。お金(予算)が足りない場合はそこで交渉しなければなりません。ただ安くするのでは交渉決裂してしまうので、適正価格に向けての交渉をおこないます。
門限(納期)を守るために
装置出荷までに色んな工程があります。営業→設計→生産管理→調達→製造
なので、調達は納期を守らなくてはなりません。しかし、色々な問題がありこれがなかなか難しいです。特に受注生産は下記の問題によく直面します。
・特急品の製作対応
・仕入先の生産能力オーバー
・製作不具合
特急品はどうしようもありませんが、他については仕入先とのコミュニケーションや管理で事前に手が打てます。その点について次回詳しく述べます。
調達の醍醐味
調達は設計や生産管理から言われたことをこなすだけと思われたかもしれませんが、私はとてもやりがいがあると思います。
装置原価の約7割は調達が担当しています。その部品すべての値段を把握しています。部品を1円安くできればそれが会社の利益になり、自分の評価になります。金額で評価を出せる部署は調達しかありません。
最後に調達は仕事のやり方を工夫すればどんどん成果が上がっていきます。一緒に成長していきましょう。