調達業務の大変さを解説【中堅社員編】
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この記事はメーカ資材購買の仕事をしている中堅社員(30~40代)に向けて書いています。
・仕事はソツなくこなせているが、やりがいや楽しさがない。
・あと20年も調達業務をする事を考えると嫌になる。
・出世できない。
私は現役で資材購買の仕事をしている36歳ですが、最近までとても悩んでいました。以前の仕事(生産技術)をしていた時にはありませんでした。
そこで、調達業務はストレスがかかる仕事だと気づいたのです。
ストレスの原因を見つめたことで、以前より楽しく働く事が出来ています。
今日は、調達の仕事はなぜ大変なのか、今後どうすればいいのかについてまとめていきます。
調達業務が大変な5つの理由
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事務作業が多い
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ノルマがこなせない
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同じ様なQDC問題が起こる
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結果だけ求められる
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出世できず焦る
それぞれについて詳しく述べていきます。
1:事務作業が多い
新品番が多い担当は、発注・価格決定の業務比率が高くなります。伺書作成が大変です。
価格の妥当性検証の他に、単価/有効日/対象製番が間違いないか十分にチェックしなければなりません。一つでも間違えると同じ作業が発生します。パソコン作業が得意な人でも毎日やるのはつらいです。
2:ノルマをこなせない
半期毎に目標を設定していると思います。
例「原価低減 △20%」「不具合率 半期0%」
しかし、実際は日々の業務に追われて、設定した目標への取り組みができません。半年後に成り行き結果の反省をさせられます。
3:QDC問題がよく起こる
資材購買の仕事は毎日or毎週同じようなQDC問題が発生します。
対応に現場or設計or品保に相談して通常業務の時間を奪われます。
相手に迷惑をかけているので後ろめたい気持ちになります。
4:結果だけを求められる
課題を与えられるとき、結果を出すように言われますが、取り組み方法の助言はほとんどありません。個人プレーで対応する場面が多々あります。定期的な進捗確認もなく思い出した時に結果だけ聞いてきます。
5:出世できず焦る
この年代から出世のスピードに差が出てきます。
同世代のライバルや他部門の同期が先に出世する事があります。その時に自分は仕事ができない人間なのだと劣等感を抱きます。
乗り越えるための3つの方法
- なりたい自分を思い描く
- 業務を見直す
- 本を読む
それぞれについて詳しく述べていきます。
1:なりたい自分を思い描く
自分を一度見直してみましょう。周りは関係ありません。仕事スキル/人間性/パーソナル何でも結構です。自分の強み、弱みは何か。これからどういうキャリアパスを歩みたいか。
仕事スキルの場合は転職で提出する職務経歴書がおすすめです。今後について効率的に考える事ができます。
2:業務を見直す
取り組んでいる仕事が必要なのか考えましょう。「誰かのためになっているのか」「会社の利益に貢献しているか」という観点で重み付けししてみてください。仕事が受動的から能動的に変わります。
3:本を読む
ストレスが溜まるとメンタルがやられてきます。私もメンタルがやられて絶望感を感じていました。そんな時に「嫌われる勇気」という本に出会い救われました。
アドラー思想を紹介している内容ですが、一人の人間としての価値とこれから進む道を分かりやすい言葉で解説してくれています。
さいごに
調達業務は大変だと私は思います。しかし、今は大変内容にしっかり向き合った事で充実した日々を過ごせています。うつ病にかかる人も最近は珍しくありません。しかし、そうなる前に自分と向き合い素敵な人生を送りましょう。