おちゃはな

メーカー調達社員の日常忘備録です。調達購買と投資の記事が多めです。

工場見学のチェックポイントを解説

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この記事は資材購買業務を始めたばかりの若手社員(10~20代)に向けて書いています。

 

初めて仕入先(業者)工場に行くが、何を見学すればいいか分からない。

何となく工場見学してきたが、重要なチェックポイントを知りたい。

 

こういった疑問に答えていきます。

学生の工場見学レポートにも有益になっていますので最後まで読んで参考にしてください。

 

 

 

工場見学の流れを理解しよう

工場見学の所要時間は1~2時間ほどです。1,2は手短にして3の工場見学の時間を多くとりましょう。

  1. 担当/社長にあいさつ

  2. 工場見学の目的を伝える

  3. 工場見学

  4. お礼

  5. 上司へ工場見学の感想を報告

 

それぞれについて詳しく述べていきます。

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1:担当/社長にあいさつ

自社工場に興味を持っている人の訪問は歓迎してくれます。

しかし、相手も通常業務を抱えている中で対応しているので、感謝の言葉は必ず述べます。

例「お忙しい中、対応していただきありがとうございます。」

 

 

2:工場見学の目的を伝える

「なぜ工場見学したいのか」「何を見たいのか」を工場見学の前に伝えます。相手の案内の熱量が3割UPしますよ。

例「御社の製作部品を担当することになったので勉強させてほしい」

 「弊社の○○部品の製作工程がどうなっているのか学びにきました」

 

3:工場見学

最も重要な項目です。工場見学のチェックポイント5選を述べます。

 

会社概要

売上高/業務内容/取引先/自社比率/従業員数/年齢構成/男女比率

HPで事前確認できる項目は済ませておきましょう。仕事が忙しいかも訪ねてください。

 

取扱い品目

材質/サイズ/精度/ロット数

自社から依頼しているものがマッチしているかを確認しましょう。

 

設備

加工設備/クレーン/測定器/工具/トラック

どの加工設備で何を加工しているか確認します。測定器はとても重要ですので、全てメモを取りましょう。納品方法(自社トラックor宅急便)は忘れがちですが確認必須です。

 

工場レイアウト

工場レイアウトから出荷までの製作工程を把握することができます。工場レイアウトは製作工程順になっているので工場見学ルートもその順番で回りましょう。そこで一つの部品を追っかけて回ると、より理解が深まります。

 

掲示物

工場内に掲示してあるものを確認します。ジャンルが何か分かればOKです。“品質”“改善(コスト)”“納期”どこに力を入れているか理解することができます。掲示物の日付とレイアウトから形式的になっていなか判断ができます。

 

 

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4:お礼

忙しい中対応してくれたので、忘れずに行います。その時印象に残った“よかった点”を一つ述べましょう。相手の印象がUPして今後の取引に有益です。

 

5:上司へ工場見学の感想を報告

報告は感想を一言いえばOKです。「4:お礼」でも述べた“よかった点”を言います。2,3質問がくる場合がありますが、上記の内容からなので自信を持って答えましょう。