仕事の軸足は景気で変化する
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【目次】
- 仕事の優先順位はSLQDC
- 好景気はDに軸足をおく
- 不景気はCに軸足におく
- おわりに
仕事の優先順位はSLQDC
サラリーマンはたくさんの仕事を抱えています。どの仕事から取り掛かるか迷うことがありますよね。結論は左から下記の通りです。
S L Q D C
S:安全 L:法令順守 Q:品質 D:納期 C:価格
さらに景気によって仕事の軸足は変わるので、その都度対応を変える必要があります。
好景気はDに軸足をおく
Dは納期です。
忙しい時ほど、各工程でリードタイムが増えます。しかし、生産リードタイムは変わりません。むしろ早くほしいと要望がくる事もあります。調達が納期遅れをすると後工程に多大な迷惑をかける事になるので、Dをしっかり管理しなければなりません。
仕入先も仕事量が増加しています。ちょっとの増加だから大丈夫だろうと油断してはいけません。仕入先は他社の仕事も対応しているので、ちょっとの増加が重なると、仕入先の能力を超えている可能性もあります。仕入先を管理する方法は下記です。
・仕入先の能力を超えていないか
発注金額、検収金額を月毎に必ずチェックしてください。通常の1.5倍以上あれば異常値です。仕入先からギブアップ宣言はしてこないので、自分から動いて情報を取りに行ってください。
・仕入先の能力を超えた時は転注
納期を守れないという話がでたら転注しましょう。そのままにしておくと大問題になります。転注はリスクがあるので、納期に余裕がるもの、簡単なものを選びましょう。仕入先に事前に説明して不信感を持たれないよう注意してください。
不景気はCに軸足をおく
Cは価格です。
仕事量が落ち着くと、調達は改善に着手します。テーマは原価低減が多いです。調達の使命ですね。仕入先も危機感を持っていますので、この時期は改善に協力的になってくれます。
原価低減の方法については次回述べます。
おわりに
景気に合わせて仕事の軸足も合わせる以外にも、普段からSLQDCの情報を仕入先と共有しておくと、業務がスムーズにいきます。仕入先とコミュニケーションをとり、能力や状況を把握しておくといいですよ。